無いから作ってしまおう。スタジャン編

襟付きスタジャン(スタジアムジャンバー)が欲しいけれど最近売っていないし古着でもあまり見かけない。 ならば作ってしまおうということでリブ襟を外し、似たレザーを探して台襟付きの襟を作ってみました。 あなたのアイディアの具現化、お手伝いいたします。お気軽にご相談ください。

ご主人のアルマーニを奥様が着る

ご主人が20年以上前にイタリア駐在中に着ていたアルマーニのスーツ。 もったいないから奥様が着たいとのこと。 かなり大柄なスーツと華奢な奥様。 ジャケットはVゾーンを活かして全体を縮小させました。 着丈はポケットも無視してショート丈に改造。 パンツはタックを入れてウエスト詰め、シルエットを活かしワイドパンツへ。 全く違うスーツに生まれ変わりました。

刺繍でTシャツのプリント再生

近年、VINTAGE Tシャツの相場が高騰しています。 このTシャツも人気のお品物です。 ただ、プリントが欠けているのでお直し。 プリントは私たちの領分ではないので刺繍での提案になりました。 何百色もある刺繍糸の中から白・薄いピンク・ワントーン濃いピンクの3色を使って修復いたしました。

90年代の3つボタンジャケットを2つボタンジャケットにリサイズ。

30年以上前に憧れて買い求めたは良いがサイズが大きすぎて一度も袖を通していないご自身のデットストックなGIANFRANCO FERREのジャケット。 90年代のボタン間隔が広い3つボタンフロントと長すぎる着丈、大きすぎる肩幅、長すぎる袖丈。 それをフロント3つボタンの最下位置のボタンホールをかけはぎで埋めて2つボタン仕様へ変更。 肩幅と着丈を大幅に詰めてパッチポケットを上に移動して3サイズほどサイズダウンしました。

ニットジャケットもサイズダウンが出来るのです。

他店で断られる事の多いニット製品のサイズお直し。 こちらは着丈と袖丈を詰めました。 ジャケットの袖口も裾もニットの編み始めなのでカットしてしまうと ツルツルツル~っとほつれていってしまいます。 なので袖詰めは肩先から詰め。 着丈は襟を一度外して肩線で詰めました。

祖母から母へ。そして娘へ。

祖母から母が譲り受けた素敵な色のコート。 母は余り気に入ってなく、着る事が無かったそうです。 今度はそれを娘(孫娘)が譲り受け身体に合わせてお直し。 短い袖丈を裏はぎして目一杯出し。 裾が後ろに下がって前身の裾が拝んで見えるのを 肩から調整して裾が床に対して平行になるようにしました。 これでコートをエレガントに着る事が出来ます。

コートの肩に付いている肩章のクローンを作る⁈

トレンチコートの肩についている肩章です。 片方紛失してしまいました。 でも大丈夫! ボタンホールほどいて裏表を分離してどちらも表に使い、裏に似た生地を使って二つに作り直しました。 ボタンホールも入れ直しです。 これでまたコートが着られます。

デニム破れても諦めないでください。リペアで蘇ります。

デニムパンツは永く着用していると色落ちが楽しめてどんどん自分のものになっていくほかの洋服にはない魅力があります。 しかし色落ちが進み着用状況によっては生地が薄くなって破れてしまいますね。 せっかく育てたのにもったいないです。 でも諦めないでください。 裏に薄い接着心を当ててミシンで穴をふさぐお直しがあります。 綺麗になるべく目立たせないように作業するのは大変な作業なのです。 糸色の調合やステッチの密度など職人の腕の見せ所です。

ドレスシャツを着倒す。

8年選手のブルックスブラザーズ ブラックフリースのピンタックドレスシャツ。 さすがに袖口や襟が擦り切れてきました。 サイズが合わず着ていないシャツの襟とカフスを移植して1軍に昇格させました。 どちらの素材も厚地のオックスフォード地でしたので違和感無しです。 襟型もBDからラウンドに代わって新しいシャツを手に入れたみたいな気分です。

30年前のブリティッシュスタイルスーツを今の気分にブラッシュアップ。

30年前に仕立てたスーツ。 当時流行のブリティッシュスタイル。 肩パットの入った張り出した肩回りジャケット 腿から裾までノンテーパードのパンツ 今の気分に合わせブラッシュアップしました。 お直し内容は ジャケットは肩幅詰め、パット取り、肩傾斜詰め、身幅詰め 袖幅詰め パンツはウエスト詰め、タック調整、渡から裾までテーパードライン、裾丈詰め