祖母から母へ。そして娘へ。

祖母から母が譲り受けた素敵な色のコート。 母は余り気に入ってなく、着る事が無かったそうです。 今度はそれを娘(孫娘)が譲り受け身体に合わせてお直し。 短い袖丈を裏はぎして目一杯出し。 裾が後ろに下がって前身の裾が拝んで見えるのを 肩から調整して裾が床に対して平行になるようにしました。 これでコートをエレガントに着る事が出来ます。

コートの肩に付いている肩章のクローンを作る⁈

トレンチコートの肩についている肩章です。 片方紛失してしまいました。 でも大丈夫! ボタンホールほどいて裏表を分離してどちらも表に使い、裏に似た生地を使って二つに作り直しました。 ボタンホールも入れ直しです。 これでまたコートが着られます。

デニム破れても諦めないでください。リペアで蘇ります。

デニムパンツは永く着用していると色落ちが楽しめてどんどん自分のものになっていくほかの洋服にはない魅力があります。 しかし色落ちが進み着用状況によっては生地が薄くなって破れてしまいますね。 せっかく育てたのにもったいないです。 でも諦めないでください。 裏に薄い接着心を当ててミシンで穴をふさぐお直しがあります。 綺麗になるべく目立たせないように作業するのは大変な作業なのです。 糸色の調合やステッチの密度など職人の腕の見せ所です。

ドレスシャツを着倒す。

8年選手のブルックスブラザーズ ブラックフリースのピンタックドレスシャツ。 さすがに袖口や襟が擦り切れてきました。 サイズが合わず着ていないシャツの襟とカフスを移植して1軍に昇格させました。 どちらの素材も厚地のオックスフォード地でしたので違和感無しです。 襟型もBDからラウンドに代わって新しいシャツを手に入れたみたいな気分です。

30年前のブリティッシュスタイルスーツを今の気分にブラッシュアップ。

30年前に仕立てたスーツ。 当時流行のブリティッシュスタイル。 肩パットの入った張り出した肩回りジャケット 腿から裾までノンテーパードのパンツ 今の気分に合わせブラッシュアップしました。 お直し内容は ジャケットは肩幅詰め、パット取り、肩傾斜詰め、身幅詰め 袖幅詰め パンツはウエスト詰め、タック調整、渡から裾までテーパードライン、裾丈詰め

スーツのパンツがダメになっても上着はジャケットとして着用出来ます。

夏物スーツ上着ってほとんど着ないで手に持っていて室内に入ったときに羽織る程度ですよね。 だからパンツに比べて痛まないですよね。 パンツが痛んでダメになって上着だけきれいな状態のスーツはお持ちではないですか? そんな上着を単品ジャケットとして蘇らせました。 パンツからとった生地でパッチポケットを作ってよりカジュアルに仕上げました。 写真は冬物ですが冬物もお勧めいたします。

90’sのジャケットを今のオーバーサイズ感で着る。

90’sのGIVENCHYのジャケットはお母さまからのおさがり。 当時パワーショルダーと呼ばれていた肩の張り具合が一周回ってモードに帰ってきています。 とはいえ、このままでは古臭く見えてしまうので肩回りを調整しました。

L.L.Beanトートバッグ

70年代のL.L.beanのトートバッグ 持ち手がボロボロですが愛着があって捨てられない、、 とのことで 同じ70年代のVINTAGEバンダナでラギットっぽく包んでリペアする事にしました。 リペアのやり方はお客様と話しながらじっくり決めていきます。 ご相談からでもお気軽に! フェニクロではジャケットやスーツ以外のお直しも承っております。

全体にサイズダウン

エルメスのダッフルコート。年代が一周回って今.また着たい気分です。ただ、このままでは古い物を引っ張り出して着ている人になるのでブラッシュアップします。 今の時代感を考慮して肩幅、脇幅、袖丈、袖幅 着丈を調整。 ダッフルコートは本来、漁師の仕事着として用いられ、ゆったりとした着心地が持ち味ですが、肩幅はフードとの繋がりと切り替えのバランスを考慮し、切り替えデザインも調整して詰めたり、身幅はポケットとフラップ移動してバランスを調整。これで生き返りました。