Tシャツの首回りを直してリフレッシュ。

皆さん、 Tシャツの首回りが伸びてだらしなくなってしまったらどうしていますか? 捨てちゃう? 掃除や洗車時のウエスとして使ってやっぱり捨てちゃう? 待ってください! 最近は古着のTシャツは価値が爆上がりしていますのでお直ししてリフレッシュされるお客様が増えています。 写真のTシャツもレアなBANDTシャツでボディはLeeのUSA製です。 首回りがかなり伸びてしまっているのと着丈を少し詰めてリフレッシュしたいとの事。 肩から着丈を詰めて首周りを8cm小さくしました。 首回りがすっきりするだけでかなり印象が変わると思います。 お勧めです。

祖父のおさがりを着る。

祖父の家で見つけたフェイクスエードジャケット。 素材感と状態が気に入り譲り受ける。 かなり大きいのでサイズダウン希望と持ち込まれました。 3サイズほど大きく一度ではお直し出来ない分量を詰める事になりました。 着丈5cm身幅を16cm肩幅8cm腕幅1.5cmそれぞれ詰めて一度仮縫い。 その後反身体補正など微調整を入れ本縫いしました。 特筆すべきは他店ではあまりやりたがらない身幅の前身詰めで脇ポケットも作り直したのと上下に分けての着丈詰め。 これにより前身のボリュームを抑え、Vゾーンも上がりバランスが良くなりました。 かなりお時間はいただいてしまいましたが見違える仕上がりになりました。

古民家から出てきたスーツを蘇らせる。

スリフティング(物々交換)で手に入れたスーツ。 千葉の古民家から出てきた70年代のお品物。 柄が気に入ったので直して着る事にしました。 ジャケットの肩幅と着丈と袖丈は私の体型に合っていたのですが身幅がかなり大きいです。 パンツは奇跡的に股下ジャストサイズでしたがウエストがかなり大きいです。 一度仮縫いを入れたのですが作業が忙しくなりお客様のお品物が優先ということで後回しにしました。 なのでBefore & Afterでは体型も10キロほど痩せ、髪型もかなり伸びて印象が変わったかと思います。 お直しメニューは ジャケット 脇ポケット一度ばらして前身を10cmほど詰め、ツキ取り1cm パンツ   ウエスト一度出してあったようなので後中心で8cm詰め 2022年AWのGUCCIのコレクションみたいなスーツが手に入りました。

ジャケット肩から着丈詰めと全体サイズダウン

自分事ですみません。 2018年に作ったスーツ。 コロナ太りで5キロ増、 一念発起今年に入って主食を玄米と野菜中心の食生活にしたところ 10キロのダイエットになりましたので作った時より5キロ痩せました。 多分、身幅詰めしないと着られないだろうと思って 衣替えの時にいざ着てみると着丈が長いのと肩幅が広いのも気になってしまい 結局、全体サイズダウンしました。 メニューは 肩幅詰め 3.5cm 肩から着丈詰め 2.0cm ポケット一度ほどいて前身幅詰め 4.0cm 肩幅がコンパクトになったのと着丈とVゾーンが上がったのが写真で確認出来るかと思います。 余談ですが新しく仲間に加わった変態(笑)手縫い職人が元々手縫い袖付けだったものを ナポリの柔らかい手縫い袖付けで表現してくれました。 テーラードスーツのサイズダウンお任せください。

コートは背中が大事。

『コートの背中が破れてしまった。直ります?』 と、ご相談受けましたGUCCIのコート。 カケハギでは目立つのと予備の生地が無かったので 破れをつまんで上から下まで切り替えにして破れを隠すことにしました。 背中心を挟んで反対側も同じ分量でつまんで左右対称にしました。 つまんで詰まった分量を脇の縫い目から幅出しして元のサイズに戻しました。 背中に主張するデザインが施されたことによりモードの香りぷんぷんなコートに生まれ変わりました。

父から子へ。

常連の顧客様(お父様)が着ていたかなり大きい(イタリアサイズ54)ジャケット。 そのお父様のジャケットを息子様(イタリアサイズ48)がカジュアルに着られるように サイズダウンお直しをいたしました。 オーバーサイズ気味なカジュアルに着用したいとのことで48よりもワンサイズ上げて50くらいに仕上げました。 それでも3サイズダウンなので1度仮縫いを挟んでの仕上げとなりました。

押し活で差をつけたい!バンドツアーTシャツのリメイク。

応援しているバンドやアーティストのツアーで他の参加者と差をつけたい。 そんな思いでリメイクいかがですか。 ツアー会場で売っているアーティストTシャツを参加者が着ているパーセントはかなり高いです。 会場で人と被るのもちょっと気恥ずかしい。 そんな訳でリメイクの依頼でした。 こちらはスエーデンのヘビーメタルバンド『Ghost』の2019年のジャパンツアーTシャツ。 別のTシャツとミックスして首周りをUネックで女性らしく、 五分丈のラグラン袖に作り直し、 裾をラウンドカットしてアレンジしました。 プリントを活かした自分だけのオリジナルになりました。

お父様が40年着倒した形見のコートをリペアして娘が受け継ぐ。

お父様が生前、通勤で40年間着用された英国製バーバリーのトレンチコート。 あちらこちらが擦り切れてこのままでは着用出来ないほど年季の入った逸品。 娘さんにとって、このコートを着ているお父様の姿がとても印象に残っているそうです。 そんなコートを娘さんご自身が着用出来るようにして欲しいとの事。 裾、前立て、袖口の擦り切れを詰めてお直し。 襟はベルトの裏を使ってハギ足しいたしました。 お父様の着用感を残しながらのお直しが完成いたしました。

Tシャツのサイズダウン

最近はヴィンテージのTシャツがとてつもない金額で取引されています。 特に80年代90年代のバンドTシャツ。 タンスの中に眠っていませんか? サイズが大きい方が高値で取引されているようですが 大人が綺麗に着るなら適正サイズに直してしまう方がお勧めです。 今回のお品物はXLサイズをMサイズにダウンさせました。 全体を詰める時に袖口や裾はブラインドステッチで当時のボディと同じ仕様を再現し、 首リブ円周まで詰めてさらにプリント位置も3cmほど上に移動させました。 ただ下から着丈詰めした訳ではないのでプリント含めバランスが良くなりました。 ※このお直しは着用を目的にしている方限定です。 転売目的なら手を加えない方が良いと思いますのでお勧めはしません。 どうか売り時を逃しませんように。

スラックスの内股の擦り切れにもほどがある。

かなり昔のJILSANDERのスラックス。 自転車通勤の為、内股が擦り切れてしまう。 破れては直し…また、破れては直し…。 いろんなお直し屋さんで直していたそうで直し方がまちまち。 裏に当てている生地の厚さに負けて直した近くが破れていたり、ミシン差しの範囲が狭く生地の傷みをカバーしていない為、刺している横から破れていたりとかなりの重症な状態。 でも愛着があり捨てられないとのことで当店に持ち込まれました。 お時間かかっても良いとのことでしたのでしっかりとお直しいたしました。 色々なお店で直しているミシン差しを生地に傷つけないように目打ちで慎重に全てほどいて、脇からピスポケット(ヒップポケット)までもばらして一枚の布の状態にしてから改めて広範囲をミシン差し致しました。 お客様にはかなりの期間お待ちいただく事になってしまいましたがかなり目立たない出来上がりになりました。